(一社) 鳥取県再犯抑止更生協会

当協会のホームページをご訪問いただきありがとうございます。

指針

 

私たちは犯罪を犯した人たちがすべて悪ではなく、物事を知らないがゆえに起こしている犯罪もあるのではないかと思い釈放前教育を日本で初めて約10年以上前から行っています。アンケートで知らない事も多く大変参考になりましたとの書き込みに更に意欲を燃やしています。

沿   革

(1)設立年等
平成3年 前身団体「鳥取県矯正事業後援会」設立
平成25年5月 法人化し、「一般社団法人鳥取県再犯抑止更生協会」に改称
平成27年3月 公益化し、「公益社団法人鳥取県再犯抑止更生協会」に改称

令和6年4月 効率化で、「一般社団法人鳥取県再犯抑止更生協会」に改称

ご案内

右(上)写真の通り、受刑者更生に向けてのトークライブがありました。 
とても楽しいトークで、彼女たちの思いや取り組みがよく理解でき、応援したいと思いました。歌も素敵でした。益々の活躍を期待しています。

ご案内

右(上)写真は本年の9月21日午前9時30分から午後4時まで。22日午前9時30分から午後3時まで。河原町総合体育館で鳥取刑務所矯正展が行われました。
その際、当協会もPR参加し、賛助会員募集の案内も配布させていただきましたグルメコーナーもあります
ので来年のご参加よろしくお願いいたします。

矯正展作品

様々な作品が展示されます

中でも帆布で仕上げたバッグはとても素敵です。
入り口にはホゴちゃんがお出迎え、会場内は全国からの作品が多く販売されています。カバンやパン、木工製品などがよく売れていました。屋外ではキッチンカーも沢山あり、焼きそばやイカ焼きなど多くの人でにぎわっていました。太鼓や傘踊り、かわいい子供たちのチアダンスなどのショーも盛り沢山で二日目は雨模様でキッチンカーの売り上げが少し心配でした。
来年も開催されると思いますので、是非ご来場ください。

鳥取刑務所

広報誌

右(上)のようなプリズームという広報誌が発行されています。興味のある方は当協会の事務局までご連絡ください。
電話0857-22-5278

一般社団法人 鳥取県再犯抑止更生協会の 紹 介 

◎全国初! 民間団体として刑務所内で講習会を行っています。
 
当協会は、受刑者の健全な社会復帰に寄与することを目的として設立された「鳥取県矯正事業後援会」の理念及び事業を引き続き、全国でも類を見ない、民間団体による刑務所内での講習会(釈放前講習会)や啓発活動に取り組んでいます。また鳥取県知事である平井伸治名誉会長を筆頭に、関係各所と連携しながら再犯抑止事業を行っています。 
◎釈放前講習会とはどんなもの? 
☆テキストの内容 
独自に作成したテキスト、「自立への道しるべ」の内容は主に4つです 
(1)住まいを定めるにあたって 
(2)市町村で必要な手続きやの福祉関係の窓口の紹介 
(3)就労にあたって、ハローワークの窓口や、職業訓練の紹介 
(4)面接時や社会生活において必要なマナー 
また釈放後の社会生活を迎えるに当たり、この数年で変わった法律や制度の話、受講者が個別に抱えている不安や疑問に対する説明やアドバイスなどを行っています。そして受講後には講習会に対する感想文を書いてもらっています。 
☆指導内容および講師 
(1)面接時のマナー指導 会社役員 
(2)福祉に関する窓口 鳥取市職員(保険年金課・生活福祉課など) 
(3)生活困窮者への窓口 パーソナルサポートセンター職員(自立相談支援機関) 
(4)就業を目指すにあたって取県立鳥取ハローワーク専門就業支援員 
☆活動実績 
平成23年度から仮釈放者を対象に月1回、平成28年度11月からは満期釈放者を対象に月1回と現在は毎月2回開催しています。また平成29年度から三年間、米子市にある少年院、美保学園でも講演を行ってきました。これまで指導した対象者は700名以上です。 
◎受講者から寄せられた感想 
「刑務所に出たり入ったりで、講習会で習った年金や保険のことなど一般常識すら知らなかった」 
「マイナンバーや保険などの質問に対し、具体的な答えを出していただき大変参考になった」 
「この先、一人で考え込まず役場の窓口など相談していこうと思った」 
 中にはA4の紙にびっしりと感想を書き込む方、過去の苦い経験を綴られる方、出所後の固い決意を表される方など、受講生の真剣さが伺えます。今後もこの感想文なども参考にしながら、より良い講習会を開催できるよう、我々も日々勉強中です。 
◎再犯防止の取り組みへのご理解、ご協力をお願いいたします 
当会は皆様からの尊いご寄付を賜りながら、この講習会の他にも、教誨師会、篤志面接委員連絡協議会を支援したり、啓発活動として講演会や広報活動などの事業を行っています。 
再び罪を犯す者が一人でもなくなり、皆が安全で安心な暮らしを送れるよう、これからも活動を行ってまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 


自立への道しるべ

(実際の資料)

釈前教育講習の  

要約

鳥取刑務所内に於いて、釈放前の人たちに鳥取市役所職員により最初に行うべく住所の登録及び国民年金、健康保険の加入手続きの必要性や生活に困ったときの相談窓口や生活保護の利用についての説明をし、現在は全国に設置されていて、鳥取ではパーソナルサポートセンターと称し、出所者に寄り添いながら相談できるようになっており、各手続きの場所まで同行してもらえるので途中であきらめる事なく出来るので、利用してほしい事などの話しをします。
次に、鳥取県立ハローワークの職員より働く事の意義と題して、イソップ物語を例に、イヤイヤ働く人と家族のために働く人、更に歴史に残るものを作るので、イキイキと働く人の違いを説明し、貴方ならどの人に仕事を頼みたいかなど、解りやすく働き方による充実感などや困ったときには「みなくる」という相談場所もあることを伝えています。
そして、出所後に就職面接や役所での振る舞い及びビジネスマナーの要領や考え方を伝えます。服装、椅子の座り方、お辞儀の仕方、ドアノックの回数、言葉の使い方、会社では長く働く意思を表現する。そして何事もヤケを起こさない努力の必要性。しいては、世の中にはルールがある、面倒なようだがルールがあるので安心して行動が出来たりする。例えば、信号を皆が守るので交差点もスムーズに往来できるのであって、これが皆が勝手に行動したならとても、車もノロノロ運転で大渋滞になります。そして、往来している人々の中に、昨日食べたごはんや野菜、又、漁師さんで魚をとって来てくださったり、お肉などを調理してくださった方かも知れない。そう考えるとそれぞれが役目を果たしお互い様という思いが湧いてきて、心が優しくなれる。そうした生き方をして、二度と再犯しないように頑張ってくださいとのメッセージで約一時間で終了します。その後に、質問時間を設け時には二十分近く質問を受けることもあります。特に生活保護や年金などの質問が多くあります。


◎平成30年秋にはこれまでの活動が認められ、安全安心なまちづくり関係功労者表彰、再犯防止の部門で内閣総理大臣表彰を受賞いたしました。 
◎またメディアにもたびたび取り上げていただいています。
[新聞記事]
平成30年4月10日 (新日本海新聞)
◎講演会、取り組みの紹介などにも伺います
 
これまでの活動を元にした講演なども行っています。
団体での講演や地区公民館などにも
伺いますので、お気軽に事務局までお尋ねください。

 
事業や寄附に関するお問い合わせは
 公益社団法人鳥取県再犯抑止更生協会 事務局
  鳥取市栗谷町10 TEL0857-22-5278 まで 

マナー指導の様子を新聞社が取り上げてくださいました。

令和3年7月7日に地元の新日本海新聞に掲載されました。
 

協会設立10周年記念事業

令和5年11月28日(火)鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館1階第1会議室に於いて、再犯抑止更生協会法人化10周年記念式典並びに講演会が開催されました(鳥取県再犯抑止更生協会主催、新日本海新聞社後援)。式典では、長年活動に携わってこられた方々へ感謝状が贈呈されたのちに、10年間の歩みを紹介するスライドショーが放映されました。小休憩をはさみ、吉本興業の元社員で謝罪マスターとして知られる竹中功さんをお招きした記念講演「それでは釈放前教育を始めます!」が行われました。刑務所での受刑者の釈放前改善指導において何を伝えているのか、コミュニケーションにおいてはまずは自分を知ることが大事であることなど軽快な語り口で語られ、時間があっという間に過ぎました。ご参加くださいました皆様へ、「私たちの活動を知っていただき、再犯抑止に向けてご支援いただきたい」と挨拶いたしました。これからも、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

会員募集

同じ志を持つ皆様を募集しています。